『20年以上も加入し続けたメインの保険会社だったのに、病気になった際に1円たりとも出してくれなかった』
そんな恐ろしいことが、私の父に起こりました。
理由は保険の見直しを一切してこなかったから。
よく「保険の見直しは大事!」とネットなどでも目にしますが、実際に家族に起きたことでどれだけ大事かが本当によくわかりました・・・
あんな思いはもう誰にもしてほしくないので『こうなる前に何を大事にするべきだったのか』を、今日はお話しします。
今回はいつもの「お母さんのあたまの中」とはちょっと違うトーンになっていますが、私が『ママのためのもしもの備え』を真剣に考え始めるきっかけとなったお話でもあるので、最後までお付き合い頂けると嬉しいです!
父に何が起きたのか
まずはちょっとだけ、父の話を。
父は当時64歳のサラリーマンで、母は60歳の専業主婦。
休みの日には一緒に出掛けたりと、仲の良いどこにでもいるような普通の夫婦でした。
そんな元気だった父が、ある日突然ステージ4のがん宣告を受けます。
64歳だったけどまだ普通に働いてくれていたし母も専業主婦だったので、父の身体と金銭面の2つの不安が家族を襲いました。
父が契約していた保険
父には入社してすぐ、付き合いで保険外交員のおばちゃんに勧められるがままに契約した『医療保険』がありました。
その保険外交員のおばちゃんはちょくちょく会社に出入りしていたので、管理職だった父とは世間話や家族の話をするほどの仲だったそうです。
転職した際に契約した保険だったのですが、がん宣告を受けたときにはすでに20年以上も保険料を払い続けていて父にとってはメイン保険。
外交員と仲も良いしメイン保険でもあったので、がん宣告された際に一番にそのおばちゃんに相談したのですが・・・
『一切保険が下りない』
家族一同、耳を疑いました。
『契約当初からまったく保険の見直しがされていない化石のような保険で、適用することができない』と・・・
恐らく父が契約した当時は、何日か入院しての抗がん剤治療がメインの時代だったからだと思うのですが、父が加入していた保険内容は、数日以上の入院と抗がん剤を使って治療していないと保険が下りないといった内容のものでした。
※FPさんに聞いたところ現在の保険では、入院1日目から適用されない保険は殆どないようです。
20年以上前とは医療も進化を遂げ治療方針もだいぶ変わっていて、現在は昔の様に「がん=抗がん剤治療」という時代でもないし、入院も1日で良かったり日帰りでも良いなんてこともざら。
また父の様にがんが見つかった時にはすでにステージ4で、抗がん剤治療が手遅れといったケースも多分にあります。
「しょっちゅう世間話しに来てたのに、どうして保険の見直しを一切勧めてくれなかったの?!」と、家族は怒り心頭でしたが、父は言いました。
『今まで一切保険の見直しをしてこなかった、自分が悪い』
あの時の父の表情は、忘れられません。
自分の命が尽きそうな時に、頼みの綱を切られる。
残していかなければならない母を思い、どれだけ心苦しかったことか・・・。
子を持つ母として、もし自分が父の立場でまだ幼い息子を残して・・・と考えるだけで恐ろしく、もうこんな思いは二度としたくないし、誰にもさせたくないと思いました。
何を大事にするべきだったのか
そんな父の姿を見て私が心から思ったのが、『大事なのは保険に加入しているかどうかではなく、保険を見直しているか』ということ。
国の保証もあるし保険加入していなければ頼る当てがないことは自分でも理解しているはずですが、何かあった時に助けてくれると思って毎月保険料を支払っていたのに、いざと言うときに手の平を返されることほど辛いことはありません。
だからこそ加入する事が大事なのではなく、その保険が時代遅れの内容でないかを見直すことこそが大事なんです!
そして、『大事な家族や自分を守るための保険は、他人任せではいけない』ということ。
保険が一切下りないと話を聞いたとき家族は怒り心頭でしたが、確かに父の言うとおり自発的に保険を見直さなければいけなかった。
言われれば当然だと思うけどなんとなく放置した結果、知らず知らずのうちに他人任せになってしまっていることがあります。
でも何かあった時に他人任せにしておいて「なんで言ってくれなかったの?」と言っても、結局困るのは自分だから・・・。
加入する時はしっかり吟味してプランを考えると思いますが、一度契約してしまうとだんだんと内容も忘れてしまい、何をしてくれるのかもよくわからなくなってしまいますよね。
だからと言ってそのままにしておくと、進化を遂げた医療に保険内容がついて行かず「化石の様な保険」と言われてしまいます(涙)
保険見直しのタイミングとしてよく言われるのが…
1、子供が生まれるなど家族の形が変わったら
2、家を買うなどライフスタイルが変わったら
でもこれでは、頻繁に変化のある家族しか拾いきれません!
なので3年を目安に少なくとも5年に1度は、保険内容をしっかりとプロに頼んで見直しましょう!
まとめ
今日は「20年以上も加入し続けたメインの保険会社だったのに、病気になった際に1円たりとも出してくれなかった」なんて父みたいなことが二度と繰り返されないよう、『こうなる前に何を大事にするべきだったのか』をお話ししました。
とは言っても『保険の見直し』って、ママにとってハードルが高いのも事実!!(涙)
・子どもが小さくて店舗に行けない
・しつこい勧誘されないか不安
・どこが良いかわからない
・必要性はわかるけどめんどくさい(笑)
そんな色々な性格や状況のママ達、それぞれにあった保険見直しの方法をコチラの記事で詳しく説明しているので、あわせてご覧下さいね♪
保険の見直しどこがいい?ママの性格にあった、おすすめ無料相談方法『4選』 (tsubameann.com)
それでは今日も、素敵な一日になりますように♡
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